about us
アメージングカレッジについて
子どもがつくる
未来そうぞう学校

Educational Goals
― めざす子ども像「3つのa」 -







College Concept

学校に来て、あそびにひたり、好奇心から学ぶ、
常識に縛られない
教育エンターテイメント
学校に来て、あそびにひたり、好奇心から学ぶ、
『あそび心=知能を高める』を立証する
それがアメージングカレッジ

教科書に縛られない
『未来をそうぞうする授業』
教科書制作に携わっていたメンバーも
各教科の再構築に参加
学びについて
各教科の学びについては、現在の多くの学校においては、指導する内容や身につけるべき力、年間計画、授業時数、指導計画等が既に決まっており、子どもたちに合わせて 柔軟に変えることは難しい状況があります。
しかしamazing college では、各教科で身につけることが必要と考えられている力について、子ども自身が各教科の内容に興味を持ち、自ら「学びたい!」と思える仕掛けを創り出していきます。
『 これまでの成果 』
amazing college は、2022年春からオンラインとリアルの両方でプレ開校をし、定期的に授業を行って来ました。
プレ開校中に行っていた授業は、amazing college で行う独自の授業の実践と検証を行う位置づけとして実施し、子どもや保護者からフィードバックを受け、文科省も注目する授業スタイルを生み出しています。
『 1ターン目 』
国立「大阪教育大学平野小学校」で実施してきた「未来そうぞう科」における「広く社会や自然を対象 とする領域」の実践&検証を行いました。
この領域では、何か自分たちのチャレンジしたいことを設定し、繰り返し挑戦する中で成し遂げることができるようなものを題材として、
*「レジリエンス(竹のようなしなやかな強さ)」や
*「最後までやりぬく力」を育むことを意図して実施しております。
プレ開校中には、子どもたちから「お祭りをしたい」となり、自分たちで計画したものを実施するために、様々な方法を駆使して、全てやり遂げるという経験をしました。
『 2ターン目 』
「自分自身を対象する領域」の実践&検証を行っていました。
自分の「すき」をみつめ、追求することによって「これはすき」「これは苦手」など、自分の心の内から湧き上がる声に耳を傾け「自己肯定感」を高めることを意図して実施しております。
プレ開校中には、「表現」をテーマとして、言葉、音楽、体など様々なものを使って表現することを体験し、自分の「すき」をみつめつつ、自分たちが表現したい形をみつけて、発表するという流れで進めました。
子どもたちは、テレビや映画でとても活躍されている女優さんと共にオリジナルの劇をつくるなど、様々な方面から「表現」というものを体験する時間を過ごしています。
『 育みたい力 』
育みたい力は、この3つ。
1、主体的実践力(対象に対して主体的、自律的にアプローチをすることができる力)
2、協働的実践力(多様な集団の中においても、 積極的に関わり、協働的にアプローチすることができる力)
3、そうぞう的実践力(よりよい未来をつくるために、アプローチし続ける中で、新たな意味や価値を見出すことができる力)の3つを設定しております。
『 子どもたちの変容 』
amazing collegeの授業を経験した子どもたちに見られた成果。
主体的実践力における成果
●元々は、「表現」というもの自体、あまり好きな子どもではなかったが、授業を受けているうちに変化した。運動会における「表現」運動が、昨年までと全然違い、積極的に表現する姿が見られた。
●これまでは、全体の場で話すのが得意ではなかった。しかし、自分の意見を言う機会が増え、学校の授業などで真っ先に手を上げて話すようになった。
●これまで学校では発表はしなかったが、amazing collegeで自分に自信がついたのか進んで発表するようになっていた。
協働的実践力における成果
●自分のことを伝える事が多かったが、友達のいう事もまとめて伝えてくれるようになった。高学年チームがまとめていかなければという使命感が生まれているのを感じる。
●これまでは、弟と対等に言い合い、けんかになっていたが、弟の意見を一度受け止める事ができるようになってきた。
●自分の意見のみではなく、その日に休んでいる友だちがいたら、その友だちが前回挙げていた意見も代わりに全体に伝え、話し合いを進められるようになってきた。
『 この学校で身につくこと 』
amazing collegeが掲げる3つの力は、子どもたち自身が自ら想像し、未来を創造していく上で、日常生活の様々な場面における問題の解決を促したり、よい未来を創り出す力になります。
『 子どもがつくる 』
「こんなことがしたい!」「学校にこんなものつくりたい!」「あれを学びに実際に現地に行きたい!」
そんな子どもたち1人ひとりの「ありたい!」を実現していく学校です。
だからこそ、カリキュラムも、子どもたちの意見を聞いて、試しにつくって子どもに体験してもらい、そこからまた叩いてもらう。そうして子どもの声を軸に練り上げていきます。
このように、この学校では、大人たちだけの勝手な事情で決まるということはない、子どもが常に主人公です。
やるのか、やらないのか、変えるのか、変えないのか、どこで学ぶのか、今何を学ぶのか、一つひとつの選択を子ども自らが行い、自ら学びを創り続けていく、そういう「子どもがつくる」学校です。
『 大人を育てる 』
子どもの「やりたい!」の実現に向けて、あれこれ頭をフル回転させ、子どもの思いや願いを丁寧に聞いて、共に探究していくこととなる大人たち。
子どもの驚くようなひらめきや、びっくりするぐらい的を射た鋭い指摘、突然ほろっと伝えてくれる心の声、子どもの思考や気づきに、ハッとさせられることの連続となることでしょう。
こんな過程の中で、結果的に一番学ぶことになるのは、大人たちかも知れません。
大人になって遠く忘れてしまっていた大切なこと、どこかで気にしていながらも見えてないことにしてきた様々な矛盾。
本当は言いたかったのに秘めてきた心の叫び。
真っ直ぐ信じて関わることで生まれる絆。
全力で生きている子どもたちと共に歩むことで、気付かされるたくさんのことがあります。
この一つひとつを学びに変えるのは、大人自身。あなたも学びたいですか?
こんな学びの中で、自分も育っていこう!という強い意志はありますか?
子どもがつくる学校だからこそ、こんな素晴らしい子ども、そして先生が真ん中にいてくれて、たくさんの気づき、喜び、ワクワクに出会え、大人は育っていくことができるはずです。ここは、大人を育てる学校でもあるのです。
『 未来そうぞう 』
急激な暮らしの変化により、将来に対して見通しが持ちにくい時代に、これから大人になって 社会に出ていく事となる子どもたち。
では、どんな風に育っていくことができれば、このような世の中でもたくましく自分で道を切り拓いて生きていくことができるのでしょうか?
そこで考えた、大切なこと。→どんな状況においても、自分で考え行動し、みんなと協力して、あきらめずに、今よりも「よりよい未来」を想像し、創造することができればよいのではないかということです。
「想像」
イメージは、いつでもどこでも誰でも広げられます。
それによる喜び、ワクワクは、誰だって心に湧き出させることができるのです。
「創造」
「人がイメージできたものは、必ずクリエイトできる」
これまでの歴史の中で、このように言われてきたほど、人はイメージしたものをクリエイトできる力を持っています。だからこそ、どんな状況の中でも諦めずにクリエイトしていくしなやかな強さが大切です。
こうした想像と創造の往還は、生きていく上で、全ての営みの源泉となるほど、大きな力を持っています。
この学校では、これが軸となることは大前提。その上で、自分自身が、どんな状況においても、よりよい未来をそうぞうしていくのです。
方針と美学
1.自分の「好き!」を大切に
自分から湧き上がる「好き!」。
「好き!」が持つパワーはー、驚くべきもの。「好き」と思うことに取り組む時には、自分でもびっくりするようなとてつもないパワーが溢れてくるものです。他のことならやめてしまいそうなことでも、好きだったらなんだか頑張れちゃう。ここは、自分の「好き」をどこまでも追い求め、自分が納得するまでやり抜くことを大切にしていく場所です。
自分の「好き!」を大切にするからこそ、友だちの「好き!」にも興味をもつ。知りたくなる。そして、自分のと同じように、友だちの「好き!」も大切にしたくなる。自分の「好き」を深めることで、周りとの繋がりも広がっていくのです。
こうして、自分の「好き!」を大切にするということは、自分の心の声・体の声を大切にするということ。これを続けていくことで、ありのままの自分を大切にできるようになっていきます。そして、そんな自分自身を「好き」になれます。それが、自己肯定感を高めていくということ。一人ひとりの子どもたちが、「自分は生まれてきてよかったんだ。」と心から思えるような学びとなっていくことができればと願っています。
2.とことん「本物」を追求
五感で感じる感覚が、大人よりずっと鋭い子ども時代。そんな大切な時期に、何に出会い、何を感じるかで、その後の人生が変わっていくといっても過言ではありません。一つひとつのものとの出会いが、大きく自分を創っていくこととなります。
だからこそ、この子どもの間に 「本物」に出会うということを大切にしたいと考えています。
大人を介して語られる、誰かの価値づけが入り込んだ 「本物」ではなく、子ども自身が「本物」の場に行き、「本物」に出会い、「本物」を自分の五感全てで感じる。誰の価値づけも入っていない、自分自身が出会って込み上げてくる感覚。その湧き上がる自分の心の声・体の声こそが、次なる学びを創り出す源となると考えています。
子どもの「やりたい!」「行ってみたい!」「自分の目で見てみたい!」を叶えるためなら、車、電車、飛行機、何を使ってでも飛んでいく。どこへでも旅をしていく。それさえできれば、日本全国、いや世界中が、子どもが学べる「学校」となるのではないでしょうか。
これらの出会いの中で、「本物」によって語られる世の「ことわり」に触れる機会も増えるでしょう。現代においては、なかなか学校や日常生活で語られることがなくなった「ことわり」。これを子どもたちが学ぶことで、日常の景色がまた違って見えてきたり、新たな発見が広がったり、様々な気付きをもたらすことに繋がると考えています。
3.学びのスタートは子ども自身の「必然性」
現在、小学校で学習すべき内容は、文部科学省より学習指導要領にて設定されています。
学習内容は膨大な量があり、それを教科書に沿って、クラスみんなで順番に学習していくという形が、現代の学校教育ではまだまだ多くみられます。
しかし、そもそも、学びというのは、子ども自身が、自ら「問い」をもつところから始まるのではないでしょうか。その「問い」に対して、「学びの必然性」が生み出されるからこそ、「これをやってみたい!」「これをできるようになるために、こんなこと学びたい!」と、次の学習活動に繋がってきます。そして、その問いは、人それぞれ様々。同じ事象に出会っても、一人ひとりもつ問いは違うでしょう。
ここでは、子ども自身が、自分の中で生み出された「問い」や、自らの学びの必然性に応じて、自分の学びをコーディネートしていきます。周りにいる大人たちも、子どもの興味・関心に応じて、学習材や学習内容、それに関連する「本物」等の縁つなぎをしていきます。その中から、子ども自身が何を選択するかはわかりません。
ただ、興味を持てば、「この部屋に来たらこれを学べる資料がある!」というような、言葉、数、芸術・・・のような形で、分野ごとの資料が集まった部屋を設置する予定です。
このようにして、子どもそれぞれの声でカリキュラムがクリエイトされていく、そんな子どもの「必然性」から始まる学びを大切にしていきます。
4.全ての中心は「子ども」その周りに「チーム大人」
この学校では、いつも中心にいるのは、「子ども」。その「子ども」を囲むように、周りに、「チーム大人」がいます。
親も、先生もスタッフも、各分野の専門家も、地域の人も、みんな関わる立場は違っても、
子どもたちの豊かな成長と幸せな未来を願って、温かく愛を注ぐ、そんな「チーム大人」であることに変わりはありません。イメージの原型は、昔人間が自然と共に生活する中で成り立っていた先住民の方々のコミュニティー。昔の日本にもあった姿。
誰に何の責任がある、などと責任の所在を追及する、そんなことではなく、周りの大人達がみな、円になって手を取り合い、全ての子どもたちのよりよい未来に向けて、「これについてはどうする?」「こちら側からは、こんなことできるよ!」等、一緒に話し合って、関わっていく。そして、自分たちだからこそ繋げられる様々な学びの縁をつないでいく。そういう仲間でありたいと考えています。
一番大切なことは、真ん中にいる子どもたちが、 「自分は、ここで自分の声を上げていいんだ。大切に聞いてもらえるんだ。」と当たり前に思え、子ども自身が自らの声をあげられる空間を、大人みんなで創り出していくこと。みんなの願いは、同じところにあるはずだからこそ、チーム大人として、子どもたちの安心できる居場所をみんなでつくっていけたら良いなと考えています。
5.みんなで、まずは「やってみる!」
皆さんが、自分自身が「学びになった!」と思うのは、どんな時ですか?
きっと、それは、何かを自らが実際に体験した時ではないでしょうか。
子どもの学びも、「体験」の積み重ねが、とっても重要です。体験するからこそ、五感で感じ、また新たな問いが生み出されています。
よくあることが、イメージした時点で、「それ本当にできるの?」「それは無理なんじゃない?」と、誰かにとめられてしまう(自分自身も含む)こと。でも、実際にチャレンジしたからこそ見えてくる景色はたくさんあるはず。そして、そのチャレンジの過程全てが学びなのです。
だからこそ、できるかどうかの可能性を考える前に、とことんイメージを楽しみ、クリエイトを楽しんでみましょう!うまくいかなくったっていい。失敗したっていい。とにかく、「あれ?これってできるかも!」「うまくいかないかも知れないけれど、やってみたいんだな!」そんな気持ちを大切にして、まずは、イメージ&クリエイトを、とことん楽しんでいきましょう!
大人も子どもも、一緒になって、まずはどんなこともやってみましょう!!
よくいただく質問
Q. 学校としての法的な位置づけを教えてください。
A. オルタナティブ・スクール(無認可校)に位置づけられます。
Q. 本校での出席は、在籍校での出席として認められますか。
A. 文部科学省が示している基準に基づくと、認められます。
いくつかの要件を満たせば、amazing collegeで授業を受けた日数を指導要録上出席扱いにできるのです。ただし、最終決定権は在籍校の学校長にあるため、在籍校との連携が必要です。本校としては、連携を働きかけてまいります。
Q. 不登校に関する相談なども受けていただけますか。
A. 不登校に関する相談も含め、子どもとの関わりに関する相談すべてに対応させていただいております。また、お子さん、保護者のみならず、教育関係者の皆様とも連携し、教育機関のハブのような存在になることを目指しております。
Q. 子どもの顔がわかる視覚メディア、子どもの作成物は公開されますか。
A. 新しい教育の実践研究機関として、視覚メディアや作成物は研究資料として公開する前提です。肖像権や著作権、個人情報の扱いについて子どもと保護者の同意をいただきます。
School Building
愛を祝ってきた場所が、未来を育む場所になる
結婚式場をリユースした校舎





Project Member
創設メンバー

校長 / 主席研究者
岩﨑千佳Chika Iwasaki
明るい輝きで新たな教育の可能性と子どものよりよい未来を照らし出す「光」
国立「大阪教育大学附属平野小学校」元副校⻑。文部科学省研究開発指定校として、2030年以降の新たな教育の形を探るべく「未来をそうぞう(想像・創造)する子ども」の育成をめざして、2016年に新教科「未来そうぞう科」を仲間と創設。子どもたち自身から湧き出てくる「好き」を追究、馬の飼育や無人島体験、輝く大人との出会いから生きるを考える等、オリジナリティー溢れる授業を展開。

理事長
谷口ひでHide Taniguchi
豊かな子ども心と世界を繋ぐ大人の実現力を兼ね備えた情熱溢れる「生命力」
未来のあり方を実証していく「amazing project」発起人。遊休施設のアップサイクルを専門に行なってきた実績は、星野リゾート、オークラホテル、コナミスポーツ、ハウステンボス、巨大音楽フェスのキッズブースなど多数。

副校⻑
雙田茂樹Shigeki Souda
溢れる情熱と緻密な戦略で豊かな教育環境を創り出していく頭脳派の「炎」
教員としての経歴に加え、教育委員会指導主事、スポーツインストラクター、サッカーコーチ、アフリカでの活動など、様々な教育活動にチャレンジし続ける体育教師。

共同研究者
野上義史Yoshifumi Nogami
どんな場所でも自由自在に形を変え、あそびと学びを融合する「海」
『毎日の生活にワクワクを!』をテーマに、世代や言葉を超えて、「あなたの楽しい!x自分の楽しい!= 超楽しい!!!」を引き出すあそびのプロ。葦船職人、楽描きエーター44、地球をまるごとあそぶ集団「COROR-P」あそび隊⻑の顔も持つ。

教育研究者
小野寺明彦Akihiko Onodera
多彩な引き出しとピュアな感性で子どもの可能性と響き合い、ふんわり包み込む「木立」
15年間、神奈川県の公立小学校で教鞭を取る。⻑年、ICTの活用について研究をし、GIGAスクール構想の実現に向けての推進を担当。「子どもたちにとっての幸せとは?」を考え、子どもたちとの関わり方について実践の場で試行錯誤する中、「学びの本質」について多くの方々から学びを得る。非認知能力を伸ばすための子どもたちの関わり方を模索中。

教育研究者
石井碧Aoi Ishii
フレッシュなパワーで楽しみを見出し、子どもたちと何事にも全力で挑戦する「春風」
大阪教育大学 教育協働学科芸術表現専攻音楽表現コースを卒業後、小学校教員免許を取得するために夜間コースに進学し、日中は附属平野小学校で事務員として勤務。その後、⻑野県平谷村で小学校教員として勤務し小規模校での自由進度学習の導入に携わる。

事務局
野上奈美Nami Nogami
あそびを陰で支えてくれる無くてはならない存在「大地」
全国のよさこい祭りやカンボジア、スリランカ、インドにて現地の方と交流、NPO法人コモンビートでミュージカルの出演、サポートなど。現在は COLOR-P で、縁の下の力持ちとして、細かい資料作りやスケジュールの管理などを行う。

館長
町山辰也Tatsuya Machiyama
異色の経歴から伝える、人とあそびと人生とを和やかに交える「太陽」
東京電力、米軍専用ホテル、タクシー運転手など、異色の経歴を持つ。その後、児童養護施設を退所した子どもたちをサポートする団体に関わり、それらの経験から「人との繋がりや、あそびこそが人生を変える」ことを伝えるべく一般社団法人「COLOR-P」を設立。またNPOearthtreeの理事としてカンボジアにSDG’sエコビレッジの設立など国内外に活動の幅を広げる。
Location
本校所在地
大宮駅から「東松山駅」まで 約50分
東武東上線「東松山駅」から 徒歩23分