5月7日。
amazing college開校から約1か月。
そして、昨年の今日は、初めてこの東松山の場所で学校見学会を行った日。
70名ほどの参加者、そのうち子どもたち約35人が、大人の知らない間に自分たちで集まり子ども会議を開き、この日初めて顔合わす子どもたち同士が「早く学校つくって!」「次はいつ?いつ来れるの?」と、新たな学び場づくりを始めた日。
この日があったから、今がある。
そこから1年経った今は、シャンデリアのもと、14名の子どもたちと、チーム大人毎日数名(保護者の方々)、そしてヘルプマン(授業者たちのこと。子どもが考えたネーミングで今のところの仮名称)で、アメカレライフを創っていっている毎日。
農具から作って畑を耕したり、水を確保しようと穴を掘って泥を集めたり、昼食を作ったり、おむすび一個のお米粒の数を数えたり、、、
毎日どんなことをするか、本当にまだ何も形がない混沌をみんなで味わいつつ、その中から必要なもの・ことを生み出していく日々。
時間を全く決めずにやってみると、時間を決めて過ごしたくなったり、全員が全員、自分のやりたいことだけを追い求めると、案外やりたいことができなくなってしまうという状況に出合い、やりたいことに向けて懸命に案を練ったり、異年齢の中で思いを伝えるために試行錯誤してみたり。。時には、なぜ今の学校がこういう形になっているのか、そんな発見もあったりする。
今の毎日はというと、本当に話し合いがたっくさん。
そんな中で、子どもたちが教えてくれていることは、「生きるってこういうことだよな」ということ。
話し合いの中で、大人からみると、些細な子ども同士のトラブルに見えることがある。でも、一人ひとりの子どもたちの心に寄り添い、その事象と子どもたちの変容を丁寧に見ていくと、こんなにまでも学びがつまっているのかということに気付かされる。
毎日共に過ごすこととなった14名の子どもたち一人ひとりが、真正面から人と向き合い、自分の想いを大切にしつつ同時に相手の思いに心を寄せ、一言一言の言葉を自分なりに選んで話し、一つの経験を次に生かそうと新たな働きかけを日々行っている。
これを毎日している子どもたち。
ほんとに凄いなぁと心から思う。
そしてその中で、どんどん言葉遣いが柔らかく変化したり、時間よりも相手との心の分かり合い度合いの方を大切にし始めたり、毎日毎日どんどん成長していっている。
その中で私たちも日々学ばせていただくことがいっぱい。
毎日の授業についてヘルプマンみんなで話し合い、授業案を経て、授業をし、その日の様子を動画を見ながら一人ひとりに注目して振り返る。
こんなにも一人ひとりの行動や想いについて注目して日々の授業を行うことってなかった。でも、それぐらいやっていくからこそ気付かされる子どもたちの学びの姿がいっぱい。葛藤したり、共感したり、ぶつかったり、寄り添ったり。。その一つ一つが新たな学びのもとになっていることに 気付かされる。
今は、ほんとにアメカレ自体もオギャーと誕生してまだ約1か月。
一緒にアメカレを創っていくこととなった1期生みんなで、あれこれ話し合いながら、毎日少しずつアメカレを創っている。
創っていくとだんだんと形ができていく。
ただ、ここは、学校ではなく、教育の実践研究機関。
だからこそ、形が出来上がって終わりなんてことはなく、固定された形はまた壊してみて、その中で新たな問いを生み出し、また探究する、その繰り返しだろう。
先日、櫻井 智之さんに教えていただいた「冒険の書」は、本当に、ここまでアメカレが語ってきたことと同じことが書いてあるなんて!と驚くほど、アメカレと重なる本。
明日からまた新たなターンが始まる。心の中から湧き上がる想いを大切にし、アメカレだからこそを感じながら、新たなアメカレライフを子どもたちと創っていこう。
アメカレに登下校する上で、一番大切な命。 これを自分で守るためにはどんなことに気をつけて登下校したらよいのか、みんなで考えて話し合い、書き込んでみる。みんなで話すと気づきがたくさん!
今日の予定をみんなで確認中。 進めるのはこんなふうに子どもたちがやったり、ヘルプマンがやったり、いろいろ。
「農具から作ってみたい!」それを実現した子ども本当に凄い!しかも、自分で作った農具で、どんどん作業がはかどる。作るだけでなくめちゃくちゃ有効に使えるところがまたすごい。
穴を掘ってみたら、土が湿っていることに気づき、水が出るかも!?と掘り進めてみたら、本当に水が! この泥でまたいろんなものを固めて利用していくその発想力、ほんとすばらしい。
はじめはこんなだった耕作放棄地の農地。ちなみに、大人は機械でこれらの場所を開拓しました。 それが、子どもたちはというと、、、
自らの手で農具を使って、機械に頼ることなく、わずか1週間ほどでここまで開拓やりきりました!子どもたちの底力に脱帽。
1日畑で作業した日は、みんなでお日様のもとお昼ご飯。お天気で気持ちいい。
開拓してとれた木の棒と、あの穴を掘って出てきた泥で固めて、物干し竿を作成。無から有を生み出す力、本当に凄いなぁ。
今、アメカレでは、毎日子どもたちのキラリとひかる姿をコースターの裏にメッセージとして書いて、木を彩っていくキラリツリーボードの取り組みをやってます。毎朝、読み上げた時の子どもたちの顔がとっても嬉しそう!みんなで毎日読み上げたキラリコースターを貼ってみたらこんなにいっぱい。あったかい言葉が溢れています。
たっくさんの筆算を繰り返し、、、出てきた数字は、3535! 3535粒も入っているらしい。
子どもたちがつくったサラダ。 ドレッシングも手作り。
安全についてみんなが気づいたことをまとめるとこんなに出てきたね!学びがいっぱい。
毎日の授業後のヘルプマンたちでの振り返り。 動画を見ながら、黒板に子どもたち一人ひとりの様子をまとめていくと、気づく学びがいっぱい。 そこからまた次の日の授業案に繋げていっています。
毎日することで、前の日には気づかなかった学びが更に生まれてくる。大人スタートではなく、子どもの姿をとことん見ることで見えてくることがいっぱい!
スクールバスはいつもみんなでお見送り。明日も元気に来てねー!
Comments